
ドラマを機に観光客の人気を集めるマーメイドテラス
新鮮な魚介類を買い求められる若狭小浜お魚センター
ゆったりとドラマの世界に浸れる旭座
オバマフィーバーの面影を静かに残すオバマ像
新鮮な魚介類を買い求められる若狭小浜お魚センター
ドラマ「サバ缶、宇宙へ行く」では、舞台となった福井県小浜市の各所が登場する。人魚の像や魚市場など“聖地”巡礼に訪れるファンも多く、サバ缶が宇宙へたどり着くまでのストーリーが紡がれた地に実際に足を運び感傷に浸っている。多くのロケ地の中から4カ所を紹介する。
マーメイドテラス
生徒との接し方に悩む新米教師役の北村匠海さんが思いをぶつけたり、生徒役(現在は教師役)の出口夏希さんがダンスを踊るシーンなど重要な場面でたびたび登場するのが小浜市日吉の「マーメイドテラス」。2体の人魚の像があり、観光客が写真を撮るための行列ができるなど人気のスポットとなっている。
小浜市には、人魚の肉を食べ800歳まで生きたと言われる「八百比丘尼(はっぴゃくびくに)伝説」が残る。像はその伝説にちなんで設けられた。1976年に近くの橋の両端に設置し、テラスを整備した93年に市が現在の場所に配置した。
ドラマを見て訪れたという大津市の50代と60代の夫婦は「小さな街から発想が生まれ、生徒と先生が協力して成し遂げようとする向上心がすごい」と感慨深げだった。
若狭小浜お魚センター
地元で取れた新鮮な魚や若狭の伝統食の魚の「醤油(しょうゆ)干し」やサバの浜焼きなどが並ぶ小浜市川崎2丁目の若狭小浜お魚センター。ドラマでは出口夏希さん演じる菅原奈未の実家がある設定で、放送を機に港町の市場が活気づいている。
同センター近くの小浜漁港などの産直市場として、通りを挟んで鮮魚店10店と飲食2店が並ぶ。鮮魚や地元の水産加工品を購入したり味わったりできる。同センターの店舗で構成する小浜水産食品協同組合の副理事長は「エンドロールに登場するこのお魚センターの名前を見て知ってくれたのか、若い人たちを中心に来客が増えありがたい」とドラマ効果を実感していた。
午前7時~正午。一部店舗を除き水曜定休日。
旭座
第1話で生徒が研究発表する舞台として使われたのが小浜市白鬚の「旭座」。県内で唯一現存する明治時代の芝居小屋「旧旭座」を移築復元した建物で、来場者は畳の席でゆったりドラマの世界に浸りつつ、趣ある空間を堪能できる。
旭座は同市住吉に1910年に建てられ、2016年に現在の場所に整備された。土日には落語や講演会といった催しが開かれ、イベント開催時以外は無料で開放している。
火曜休館。問い合わせは旭座=電話0770(52)2000。
オバマ像
2008年の米大統領選で民主党候補のオバマ氏が当選したときの小浜市の盛り上がりは相当なものだった。同名を縁に市民有志が「オバマ候補を勝手に応援する会」を結成、当選後は「オバマを勝手に応援する会」と名を変え文字通り勝手に応援してきた。
ドラマでも当時の歓喜の様子が描かれており、同市白鬚のホテル「せくみ屋」前にあるオバマ大統領の胸像が登場する。左官業の市内男性が、同会の応援にとモルタル製で高さ約60センチのオバマ氏の胸像を製作、08年に設置された。
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