若狭路って、どこにあるの?

 

福井県の「若狭路」と呼ばれる地域をご存じですか?

 

そもそも福井県の北部は「嶺北地方」、南部は「嶺南地方」と呼ばれています。

嶺北地方とは、かつて「越前」の国と呼ばれていたところとほぼ同じ範囲です。


そして若狭路とは、現在の嶺南地方の別の呼び方と言えます。

範囲としては、かつて「若狭」の国と呼ばれた一帯に、現在の敦賀市を含めた地域を指します。

 

ということで、現在の「若狭路」=嶺南地方は、北から敦賀市、美浜町、若狭町、小浜市、おおい町、高浜町の6市町で構成されています。

 

 

若狭路ってどんなところなの?


若狭路にある6つの市町は、そのすべてが若狭湾に面しているほか、のどかな田園や里山を擁し、とても美しい風景が広がっています。

 

またそれぞれ歴史のある街並み、食、産業、文化、特産物など6市町の個性を楽しめる地域です。

 

 

 

若狭路の6市町、それぞれの個性を紹介

 

それでは、それれぞれ個性的な街である6市町を順にみていきましょう。

 

 

港を中心に進化し続ける町 敦賀市

 

松林と砂浜、海のコントラストが美しい気比の松原海水浴場


敦賀市は人口約6万5千人で、若狭路の中で最も大きな町です。

2023年には北陸新幹線の延伸を控えています。

 

古くから天然の良港として知られ、大陸の玄関口として栄えてきました。

現在は一部が観光公園として整備され、赤レンガ倉庫や金ヶ崎緑地などを歩くと、

港町の確かな風情を感じられます。

 敦賀港付近にならぶ赤レンガ倉庫。内部をレストランや売店などとしてリノベーションしている
 デッキなどが美しく整備された敦賀港公園

 

他にも日本三大松原と呼ばれる「気比の松原」や、

エメラルドグリーンの海が広がる無人島「水島」など、豊かな自然も楽しめます。

 

北陸道の総鎮守「氣比神宮」や恋の宮「金崎宮」といった、

由緒ある寺社にもぜひ立ち寄ってみて。

敦賀のまちなかにある氣比神宮名物の大鳥居

 

美しい海と湖に出合える町 美浜町

 

白い砂浜と美しい海で知られる水晶浜

 

海水浴場がたくさんある美浜町。

特に白い砂浜が広がる「水晶浜」はうっとりするほどの美しさです。

 

海だけじゃありません。

美浜町と若狭町にまたがる「三方五湖」も必見です。

有料道路レインボーラインにある「レインボーライン山頂公園」では、

足湯に浸かりながら三方五湖を望むことができ、極上の癒しを体感できます。

それぞれが個性ある湖を擁する三方五湖
山頂公園も整備され、足湯につかりながら五湖の様子を眺められる

 

美浜町民のソウルフードといえば、サバなどの魚を米ぬかで漬け込んだ「へしこ」。

軽く炙ったり、お茶漬けやパスタにしたりなど、

町内の飲食店ではさまざまなアレンジ料理に出合えます。

美浜町をはじめ、嶺南各地でそれぞれの味がたのしめるへしこ

 

 

歴史と新しさに満ちている町 若狭町

 

全国名水百選に選ばれている「瓜割の滝」

 

縄文時代の遺跡・古墳群が見られるなど、若狭町にはとても古い歴史があります。

 

小浜-京都の「鯖街道」の福井県側最大規模の宿場町だった「熊川宿」は、

重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。

奉行所・番所・お蔵屋敷の跡などが残る情緒あふれる風景が広がり、

散策にぴったりです。

 

三方五湖の一つ「水月湖」には、世界で唯一7万年分もの縞模様の地層「年縞」が堆積しており、その年縞のおかげで年代測定の精度が飛躍的に高まりました。

2018年には福井県年縞博物館も開館し、年縞について詳しく学ぶことができます。

熊川宿の街並み。かつての宿場町の風情が残り、重要伝統的建造物群保存地区ともなっている
水月湖から採取した「年縞」の実物を見ることができる福井県年縞博物館

 

 

 

古都の趣きを感じる町 小浜市

 

荘厳なたたずまいの明通寺。鎌倉時代建立の本堂と三重塔はいずれも国宝

 

「海のある奈良」と呼ばれる小浜市。

「羽賀寺」の十一面観音菩薩立像や、「妙楽寺」の二十四面千手観音菩薩立像など国の重要文化財の仏像のほか、

県内唯一の国宝建造物である明通寺の本堂・三重塔など、見どころがたくさんです。

 

古いまちなみを散策するなら「三丁町」がおすすめ。

北前舟や丹後街道で活気あふれる頃ににぎわった元茶屋町で、当時の面影が残っています。

元茶屋町の面影が残る三丁町。重要伝統的建造物群保存地区
若狭塗箸の研ぎ出しをはじめ、伝統工芸の技を体験できる御食国若狭おばま食文化館


小浜市は海産物や塩などを朝廷におさめていた御食国で、

海の幸や山の幸に恵まれているグルメのまち。

新鮮な魚介やくずまんじゅう、鯖おでんなど、食べたいものばかりです。

 

 

海と山、どちらも楽しめる町 おおい町

 

おおい町の中心街と大島半島を結ぶ青戸の大橋

 

海に面した大飯エリアと山深い名田庄エリア、大きく違う2つの表情を楽しめるおおい町。

 

総合レジャー施設「うみんぴあ大飯」には、

ボールプールがある「こども家族館」や巨大なバーチャル映像が楽しめる「エルガイアおおい」などがあり、1日中楽しめます。

福井県こども家族館に大人気の巨大ボールプール


伝統行事の大火勢を現代風にアレンジした「スーパー大火勢(おおがせ)」は、

毎年8月うみんぴあ大飯沖の海上ステージで行われます。

巨大松明が豪快に乱舞する様は必見ですよ。

 

名田庄の特産は、豊かな自然が育んだ自然薯。

「じねんじょそば」や「じねんじょクッキー」などのオリジナル商品は、

お土産に喜ばれること間違いなし。

 

 

絶景ビーチでスローに過ごす町 高浜町

 

国際環境認証の「BLUE FLAG」を取得した若狭和田ビーチ

 

約8kmにわたる白い砂浜に8つもの海水浴場がある高浜町。

 

遠浅で抜群の透明度を誇るきれいな海ばかりです。

 

特に若狭和田ビーチは、アジアで初の国際環境認証「BLUE FLAG(ブルーフラッグ)」を取得した人気のビーチです。

日本の夕日百選に選ばれた絶景もぜひ。

 

もちろん海以外にも見どころはたくさん。

高浜町のシンボルとして親しまれている「青葉山」は、若狭富士とも呼ばれるほどの風格です。

海岸から高浜町のシンボルともいえる青葉山を望む
日本の原風景というべきのどかな景色が広がる日引の棚田

 

内浦湾に面した狭い斜面に階段状に区切られた約200枚の水田が広がる「日引の棚田」では、日本の原風景を望めます。

季節によって表情が変わる風景に、うっとりすること請け合いです。

>> 若狭の地名の由来について