収穫が最盛期を迎えようとしている春まきの杉箸アカカンバ=8日、敦賀市杉箸

 福井県敦賀市杉箸で栽培されている伝統野菜「杉箸アカカンバ」の収穫が始まった。3月に種をまいた春まきで、生産組合代表の山口さんによると、例年より大きく育ったという。6月8日は深みのある赤色の実を手際よく収穫していた。

 杉箸アカカンバは赤カブの一種で、山あいの集落で150年以上守り伝えられてきた。包丁を入れると断面に鮮やかなさしが入っており、シャキッとした食感が楽しめる。春まきには、ほろ苦さや多少の辛味がある。ぬか漬けや甘酢漬けにしたり、カレーに入れたりするとおいしいという。

 年間生産量の9割は秋まきが占める。春まきは加工食品の需要増に応えようと2013年に生産が始まった。8日は山口さんが朝から8アールの畑で、丸々と育った50キロ分を収穫した。今月中に例年並みの約350キロ分を取り終えるという。

 山口さんは「待ってくれている人に早く届けたい。自宅で簡単に漬物にできるので、初めての人にも手に取ってほしい」と話した。

 都内のレストランや敦賀市内のJA直売所「旬・ときめき広場」、市農産物直売所「ふるさと夢市場」に出荷している。山口さんが営む「そば処 又八庵」でも販売している。問い合わせは山口さん=電話090(8266)1048。

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