
リトアニアのイベントにハーブティーを出品する敦賀高創生部の部員=敦賀市の同校
福井県敦賀高創生部の生徒たちが商品化に取り組むハーブティーが、リトアニアで5月23日に開かれるイベントで提供された。ハーブティーはユダヤ難民が上陸した歴史を伝える敦賀土産として開発しており、豊かな香りですっきりした味に仕上がっている。部長の関地さんは「日本の小さな町にリトアニアが好きな高校生がいることを知ってもらいたい。おいしく味わって敦賀との相互理解が深まるきっかけになれば」と願っている。
第2次世界大戦中、ナチスによる迫害を逃れたユダヤ難民が、リトアニアの日本領事館にいた外交官杉原千畝によって発給されたビザで敦賀に上陸した。
同部の生徒たちはこの歴史を伝える商品を作ろうと昨年11月から、敦賀市木崎の「お茶とハーブの店 茶蔵」などの協力を得て商品開発に当たってきた。リトアニア人は日常的にハーブティーを飲む習慣があるという。商品名と商品パッケージを決めて、6月中の完成を予定している。
リトアニアで親しまれているカモミールやエルダーフラワー、県産のマリーゴールドなど7種類のハーブを使った。華やかな香りや柔らかい口当たりが特徴。
今回のイベントへの提供は、生徒がクラウドファンディングによる資金集めをする中で、在リトアニア日本大使館から持ちかけられた。イベントは首都ビリニュスで開かれる「ジャパンフード&カルチャーデー」。両国の外交樹立35周年と千畝の没後40周年の記念イベントの一つとして開かれた。
ハーブティーは約300人分用意した。会場内で抽出され来場者にふるまわれた。会場には、商品に込めた思いや味の特徴を英語で説明したイラスト、リトアニアの伝統衣装、敦賀高の制服を着た2人の女の子の絵などのパネルが置かれたという。
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