福井県美浜町金山の久保集落の伝統野菜「くぼ丸なす」の収穫が最盛期を迎えている。丸々とした形でほのかな甘みがある。8月1日は農家が一つ一つ丁寧に収穫していた。
くぼ丸なすはテニスボールほどの大きさで、100年以上前から同集落で栽培されている。高齢化などで2019年には生産農家が3戸まで減ったが翌年、「くぼの丸なす生産振興会」が発足。現在は同集落の3戸と、集落外の約50戸が育てている。
同町郷市の農家は約60株をハウス栽培している。1日は汗をぬぐいながらはさみで丁寧に収穫し、かごに入れていった。
同振興会によると、今年は昨年に続き雨が少なかった影響で不作気味という。収穫は9月末まで続く。
くぼ丸なすは、美浜町の道の駅「若狭美浜はまびより」や敦賀市三島町2丁目のJA直売所「旬・ときめき広場」で購入できる。
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