スクリーンいっぱいに恐竜の化石の映像が映し出され、恐竜の世界を楽しむ参加者=25日、おおい町成海の県こども家族館

 大阪・関西万博の関西パビリオンに設けられた「福井県ゾーン」で人気を集めた恐竜コンテンツが福井県おおい町成海の県こども家族館に移設され3月25日、「恐竜体験ゾーン」としてオープンした。詰めかけた恐竜ファンは、四方をスクリーンに囲まれたスペースで化石発掘の疑似体験や迫力あるVR映像と音響の演出に驚きながら恐竜の世界を楽しんでいた。

 福井県ゾーンの恐竜に特化した展示を万博終了後も体験してもらおうと県が同館に移設した。この日、体験を待ちわびた家族連れらが詰めかけた。

 5メートル四方の空間を幅5・5メートル、高さ4メートルのスクリーンで囲んだ「4面シアター」にVR映像を映し出す仕組みで、来場者は映像が作り出した洞窟の中で化石の発掘を疑似体験。赤外線の技術を活用した懐中電灯型の端末をスクリーンにかざすと、徐々に地層がはがれ化石の全体像が現れ始めた。子どもたちは夢中になってフクイサウルスなど5種類の化石を発掘したほか、スクリーンをフクイラプトルが走り回る映像と足音の演出に目を丸くしていた。

 万博では展示を見逃したという金沢市の児童は「フクイラプトルがすごかった。化石もたくさん見つけられた」と笑顔を見せた。

 「恐竜体験ゾーン」は土日祝日と、長期休みの期間のみオープンする。利用料は一般320円、小中高生150円。

(※福井新聞社提供。無断転載を禁止します。記事に関するお問い合わせは福井新聞社へ。)