幻想的な雰囲気に包まれた棚田=16日夜、小浜市田烏

 若狭湾に面した棚田を約3千個のLEDキャンドルで彩るイベント「たがらす棚田キャンドル」が5月16日夜、福井県小浜市田烏で始まった。カラフルな光の帯が棚田の形を浮かび上がらせ、幻想的な雰囲気をつくり出している。22日まで。

 田烏の棚田は約2・5ヘクタールで約80枚。2022年に農水省の「棚田遺産」に選ばれた。イベントは地元住民でつくるまちづくり団体「たがらす我袖倶楽部(わがそでくらぶ)」が地域の魅力を発信しようと12年から実施している。

 日が暮れ始めた午後7時ごろから田んぼのあぜ道に沿って並べられたLEDが次々と点灯。15分ごとにピンクや緑、オレンジなど光の色を変えて棚田を際立たせた。

 今年は現在放送中のドラマにあやかりLEDで形作った「サバ缶宇宙へ」の文字を斜面に浮かび上がらせた。地元の内外海小児童らが絵を描き、ろうそくを用いた手作りキャンドル約80個も並び、柔らかな光を発した。

 多くの家族連れらが訪れ「きれい」などと言いながら周辺を散策。棚田を一望できる道路脇には写真愛好家が並び、夢中でシャッターを切る姿が見られた。

 キャンドルは日没後、約4時間点灯する。

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