▲市役所裏のモニュメントは敦賀市の新シンボル!

 

2024年春に北陸新幹線の延伸を控える、福井県敦賀市。
駅の新幹線ホーム整備と共に、駅前も整備が進み、町中のスポットも活気づいています。

今回はそんな北陸新幹線終点の町、敦賀市の魅力的なスポットを一挙ご紹介。
新しい魅力がどんどん生まれている敦賀市に、ぜひ足を運んでみてください。





\わざわざ訪れたい、話題の書店/
①TSURUGA BOOKS & COMMONS ちえなみき

 

2022年9月1日にオープンした敦賀駅前の複合商業施設otta。

敦賀の新しい玄関口にある施設でひときわ注目を集めているのが、書店「ちえなみき」です。店舗に入るといきなり吹き抜けの明るい空間に、本棚がランダムに並んでいます。

 
 


▲1Fの世界知・共読知エリア。本棚が木の枝のよう

 

ちえなみきでは全ての書籍を「世界知」「日常知」「共読知」の3種類に分けて並べてあります。本棚をよく見てください。少女漫画、小説、ノンフィクション本が横一列に並んでいる珍しい配置ですよね。

 

 


▲ジャンルに捉われない書棚

 

ちえなみきを訪れることで、新たな本と出合うきっかけとなり、世界が広がっていく。そんなコンセプトの書店は、歩くだけでワクワクします。気になった本は、店内のあちこちに設けられた「カフェスペース」で自由に読むことができますよ。

 

店内の階段で2階に上がると、子どもを中心に楽しめる本が並んだ「絵本ワンダーランド」が。
 

 


▲実際に遊んで試せる知育玩具体験スペース

 

小さな遊び場や、知育玩具の体験スペースがあり、子どもが楽しめる工夫も満載。仕掛け絵本や実寸大動物顔図鑑など、珍しい絵本も数多く取り揃えられています。

小さい子どもも夢中になって楽しめるスポットですね。
 

ちなみに、ちえなみきには1948年創業「中道源蔵茶舗」のカフェが併設されています。敦賀の氣比神宮近くにも店を構え、地元で愛されるお茶屋さんです。

 


▲読書のお供はどれにする?

 

お茶を使用したスイーツや茶葉の豊かな香りが楽しめるお茶など、メニューも充実。書店内の全てのカフェスペースでいただくことができます。本に囲まれた静かな空間でいただくお茶はまさに癒しそのもの。本を読みながら飲食する際は、本の取り扱いにご注意くださいね。


 

 


TSURUGA BOOKS & COMMONS ちえなみき
福井県敦賀市鉄輪町1−5−32 otta内
☎️0770−47−5606【営】10:00〜20:00【休】水曜 Instagram WEBサイト
中道源蔵茶舗 ちえなみき店
☎️0770−47−5133【営】10:00〜20:00(L.O.19:00)【休】水曜 Instagram Facebook
 
 
 
 
 
 

 

 

\必食ソウルフードはココで!/
敦賀ヨーロッパ軒本店

 

敦賀のグルメといえば、欠かすことができないソースカツ丼。その代表的なお店が「敦賀ヨーロッパ軒本店」です。

 


▲お城のような店舗の外観にワクワク
 

敦賀市内に5店舗店を構えるソースカツ丼の名店で、敦賀内外問わずファンが多く、いつも店内は賑わっています。そんなヨーロッパ軒の人気メニューは、やはりソースカツ丼です。

 


▲人気No.1のソースカツ丼990円。香りがたまりません!


どーん!と蓋からはみ出るほどの3枚のカツと、ソースが下までしみたご飯の組み合わせでボリューム満点。男性でも大満足の一品です。カツ丼以外にもメニューが豊富で、メンチカツがのっているパリ丼も人気ですよ。
 

お子様ランチメニューもあり、座敷席もあるので、小さい子ども連れでも利用しやすいお店です。

 

敦賀ヨーロッパ軒本店
福井県敦賀市相生町2−7
☎️0770−22−1468【営】11:00〜14:00、16:30〜20:00【休】月・火曜

 

 

\おみやげもグルメも!全天候型施設/
日本海さかな街

 

お土産物・食事を楽しむならここ!



日本海側最大級の海鮮市場「日本海さかな街」。海産物や銘菓、地酒や敦賀の名産品である昆布などが勢ぞろいする、活気ある市場です。

 


▲この看板が目印

 

さかな街館内には数多くの飲食店が並び、海鮮丼や海鮮焼き、お寿司など新鮮な魚料理を堪能できます。同じ海鮮丼でも、お店ごとに味わいが違うので、館内を歩きながら自分好みのお店を探してみるのも楽しいですよ。屋内施設なので、雨や雪の日も快適に過ごせます。

 

 

11月になると、冬の名産品である高級な越前がにがズラリと並ぶ様子は圧巻です!

 


▲目利きの力が試される冬のさかな街 ※写真はイメージ

 

 

「敦賀と言えばさかな街、福井といえばさかな街を目指して市場のみんなで頑張っています」と話すのは日本海さかな街営業部のSさん。その言葉通り、福井観光の目玉となるグルメが勢ぞろいした、福井の食と魅力が詰まったスポットです。

 

日本海さかな街
福井県敦賀市若葉町1-1531
☎️0770−24−3800【営】10:00〜17:00、土日祝〜17:30※混雑状況により延長の場合あり、12/31は17:00閉店【休】不定休 Instagram  WEBサイト

 

\荘厳な空気に触れる/
北陸道総鎮守 氣比神宮

 

敦賀駅から車で5分。商店街を進むと、荘厳な雰囲気が漂う鳥居が見えてきます。地元の人から「けいさん」と呼ばれ親しまれている「氣比神宮」です。気比神宮の大鳥居は奈良の春日大社、広島の厳島神社と並ぶ日本三大木造大鳥居として、国の重要文化財にも指定されています。

 


▲氣比神宮の大鳥居
 

氣比神宮は松尾芭蕉ゆかりの地としても知られ、2016年に「おくのほそ道の風景地」に指定されました。

仲秋の名月と氣比神宮の風景を目当てに敦賀へ立ち寄った芭蕉。宿の主人に「北陸の天気は変わりやすい」と教わり、すぐさま氣比神宮を訪れて、無事に月を眺められたそう。当初の参拝予定日は雨だったことから、「名月や北国日和定なき」という句を残しています。

 

境内には「長命水」と呼ばれる水が湧き出るスポットもあり、パワースポット巡りにもおすすめです。

北陸道総鎮守 氣比神宮
福井県敦賀市曙町11−68
☎️0770-22-0794 【参拝】4月〜9月5:00〜17:00、10月〜3月6:00〜17:00※授与所・御朱印は8:45~16:45 WEBサイト

 

 

\おしゃれな無料休憩所/
KAGURU(カグール)

 

氣比神宮の大鳥居前の交差点の真向かいには、2021年にオープンした多目的広場「カグール」があります。誰でも利用できる無料の休憩所で、足休めにぴったり。

 


▲商店街の一角に、ガラス張りのオープンなスペース

 

敦賀の観光スポットのパンフレットも設置されているほか、ワーキングスペースとしても2時間500円~利用OK。

 

イベントや展示会のレンタルスペースとしても活用できるので、地元の人の憩いの場にもなっています。地元の人とのおしゃべりで、次に訪れるスポットを決めるのも楽しそうです!

 


▲教室のような小上がりスペース。子どもも使いやすい!

 

KAGURU(カグール)
福井県敦賀市神楽町1-1-5
☎0770-20-0015(港都つるが株式会社)【営】9:00~17:00【休】火曜  WEBサイト

 

 

\お散歩したくなる裏道/
敦賀博物館通り



▲石畳の雰囲気がGood!

 

敦賀市立博物館の脇に伸びる道は、「博物館通り」と呼ばれています。通りを進むと

◇有機・無農薬栽培の食品を使用した自然派カフェ「キトテノワ」
◇福井県産の蕎麦粉を使った手打ちそばやガレットが人気「マツニタカ」
◇輸入雑貨、家具、陶器などを扱う雑貨店「TOKLAS」 の人気店が軒を連ねます。

 


▲お店も風景に溶け込んでいます

 

江戸時代から戦前まで、貿易で栄えた港に近いこのエリアは、敦賀の経済の中心地でした。歴史的な建物と町並みを眺めながらの街歩きがオススメです。

 

敦賀博物館通り
福井県敦賀市相生町(敦賀市立博物館前通り)
☎0770-20-0015(港都つるが株式会社) Facebook WEBサイト

 

 

\縁結びのパワースポット/
金崎宮

 


▲階段を登った先の金崎宮

 

縁結び・恋愛成就の神様として、地元で知られる「金崎宮」。



高台に位置する金崎宮の境内にはたくさんの桜の木があり、毎年4月に「花換まつり」が開催されています。秋は紅葉スポットとしても大人気。

 

 


▲花換まつりの季節は、こんな感じ

 

金ヶ崎は織田信長や豊臣秀吉、徳川家康などの戦国武将たちゆかりの地でもあります。大河ドラマ「功名が辻」や「利家とまつ」でも、戦いの舞台として描かれました。現在はとても静かで厳かな境内ですが、かつては戦国武将が命をかけて戦った地であることに思いを馳せると、より楽しめますね。

 
 


▲境内から敦賀港を一望できます

 

金崎宮
福井県敦賀市金ケ崎町1-4
☎0770-22-0938 参拝は終日可能 ※授与所対応は9:00~17:00  WEBサイト




\港町をノスタルジックに彩る/
敦賀赤レンガ倉庫

 


▲美しく、ノスタルジックな佇まい

 

昭和初期にロシア・ヨーロッパとの貿易の玄関口として栄えた敦賀市。その時使用されていたのが、現在まで残る「敦賀赤レンガ倉庫」です。2009年に、国の登録有形文化財に指定されました。

 



▲ジオラマに子どもたちも夢中!
 

現在、館内はジオラマ館とレストラン館に分かれています。北棟のジオラマ館には、全長 27.6m、奥行き 7.5mの鉄道と港のジオラマがあります。明治後期~昭和初期の敦賀の街並みを再現しており、ジオラマショーや顔出し体験などを楽しめます。

 

南棟のレストラン館では「赤れんがcafe」「生け簀の甲羅」「ソニョーポリ」の3店舗が営業中。どの店も地元福井の食材を使用したメニューがあり、観光客にも地元の人にも喜ばれています。

 


▲地元食材を使ったソニョーポリのランチ

 

 
敦賀赤レンガ倉庫
福井県敦賀市金ケ崎町4-1
☎️0770-47-6612【営】レストラン館9:30~22:00※店舗により営業時間は異なる ジオラマ館9:30~ 17:30 (最終入館は17:00)【休】水曜(祝日の場合その翌日)、12/30~1/2  Instagram  WEBサイト

 

 

\港町をノスタルジックに彩る/
人道の港 敦賀ムゼウム

 

敦賀港にある「人道の港 敦賀ムゼウム」は、敦賀の人道の歴史を展示する博物館です。

 


▲建物は旧敦賀駅舎などを再現している

 

 

1920年代、ロシア革命の動乱によりシベリアで家族を失ったポーランド孤児や、1940年代に杉原千畝が発行した命のビザを携えたユダヤ難民が上陸した敦賀港。敦賀は、様々な人道支援が行われた土地なのです。

 

館内には、難民の敦賀上陸後の様子や、支援者の記録等、当時の貴重な資料が展示されています。オシャレな外観は、撮影スポットとしても人気です。

 

人道の港 敦賀ムゼウム
福井県敦賀市金ヶ崎町23-1
☎0770-37-1035 【開】9:00~17:00、12/25までの土日祝は~19:00 ※入館は閉館の30分前まで【休】水曜(祝日の場合はその翌日)、年末年始 Instagram  WEBサイト
 
 

 

\これぞ敦賀の味!/
敦賀ラーメン
 


▲このシンプルさがたまらない

 

「敦賀ラーメン」は、50年以上前に敦賀駅周辺で始まった屋台のラーメンです。

現在はアルプラザ敦賀前から本町の商店街アーケード沿いに屋台が並んでいます。営業は夜8時ごろから深夜2時ごろまで。家族連れや仕事中のトラック運転手など多くの人が立ち寄り賑わいます。

 
 


▲これぞ「屋台」!

敦賀ラーメンの特徴は、豚骨+鶏ガラベースの醤油味でシンプルな細麺です。今はそれぞれのお店が趣向を凝らし、アレンジしながら敦賀ラーメンを発展させています。

屋台から店舗を構えて営業する店も出てきており、日中でも敦賀ラーメンを楽しめます。
▲手際の良さに見惚れる