色とりどりの花火が夜空を彩った「とうろう流しと大花火大会」=16日夜、敦賀市松島町(宮本宰直撮影)

 福井県敦賀の夏の風物詩「第76回とうろう流しと大花火大会」(港都つるが観光協会主催、福井新聞社協賛)が8月16日夜、敦賀市の気比の松原で開かれた。今年の花火のテーマは「かがやきのまち 敦賀」。北陸新幹線開業1周年や大阪・関西万博などを記念した約1万発の花火が港町の夜空を彩り、見守った約23万人(主催者発表)を魅了した。

 午後6時半から青、黄、緑、赤、白の5色の灯ろう約5千個が、読経に合わせてゆっくりと海に流された。市民らは手を合わせて故人や戦没者を悼んだ。

 花火は全6章で構成。「海の日制定30周年記念“ありがとう敦賀湾”」と題した第4章では、北陸のハワイと称される水島の鮮やかな海の色をエメラルドグリーンの花火で表現した。青色の花火が夜空一面にシャワーのように広がる演出もあった。フィナーレは特大の20号玉。直径600メートルの大輪を咲かせると、見守った観衆から大きな拍手が起こった。

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