
ため池で羽を休めるオオハクチョウ=11月27日、同市沓見
冬を代表する渡り鳥オオハクチョウが福井県敦賀市内に飛来している。11月27日には2羽がため池を泳いだり、羽づくろいする姿を見せ、冬の到来を感じさせた。
沓見小近くのため池で近くに住む60代女性が見つけた。「私の方をじっと見つめ、人を怖がっていない様子でかわいかった」と笑顔で話した。
シベリアから飛来したとみられる。日本野鳥の会福井県代表の小嶋さんによると、県内で越冬するオオハクチョウは非常に少なく、敦賀に姿を見せることは珍しいという。餌になる水田の二番穂があり、ねぐらとなる安全な水面が確保できれば一冬過ごすかもしれないと説明。「長い旅を経て福井にいる。負担をかけないよう、近づき過ぎずそっと見守って」と呼びかけている。
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