的を狙って矢を放つ弓打ち当番=8日、小浜市平野の櫻神社

 福井県小浜市平野の櫻神社で3月8日、伝統行事の「弓打ち神事」(神事講)が行われた。大蛇の目に見立てた的に矢を放ち、五穀豊穣や区内安全などを祈った。

 1200年ほど前、人や動物を襲う大蛇が村に出没し、村人は弓矢を作って退治した。その後大蛇のたたりで疫病が発生するなどしたため、同神社に供え物をし、弓打ち神事を始めたという。毎年3月10日直前の日曜日に行われている。

 今年は林さんと高岡さんが弓打ち当番を務めた。集まった約30人の氏子らを前に、2人はそれぞれ24本を2回に分けて堂々と矢を放った。約10メートル先の的に命中すると観衆から「おー」と歓声が上がり、拍手が湧き起こった。

 初めて弓打ち当番を務めた林さんは「うまく当たるか不安だったが、なんとか命中できた。無事に神事を終えられてほっとしている」と話した。

(※福井新聞社提供。無断転載を禁止します。記事に関するお問い合わせは福井新聞社へ。)