
新たに製作されたグッズ
「敦博どうぶつ園」で展示されている酒井鶯蒲の「浦島図」(左)と張月樵の「花鳥図」=13日、敦賀市立博物館
県文化財に指定された箍締め杮経=13日、敦賀市立博物館
福井県敦賀市立博物館でコレクション展「敦博(とんぱく)どうぶつ園」が開かれている。5月9日から始まった後期では、鶴や亀などの動物が描かれた江戸時代から明治時代にかけての絵師による掛け軸が展示されている。31日まで。
前期と後期で館蔵品24作品を紹介している。張月樵(ちょうげっしょう)の「花鳥図」はロウバイとバラを背に立つマナヅルの姿が美しい。酒井鶯蒲(おうほ)の「浦島図」は「浦島太郎」の物語が題材。助けてもらった恩返しにと、亀が浦島太郎を竜宮城に招く場面が描かれている。
コレクション展に合わせて、前期で展示されていた江戸時代の絵師、円山応挙の「狗子(くし)図」をモチーフにしたキーホルダーとマグネットを制作し、館内で販売している。狗子図は雪の上で戯れる子犬が描かれている。愛らしい犬や雪に残る小さな足跡が印象的で、館蔵品の中でも人気が高いという。価格はすべて500円(税込み)。学芸員は「愛らしいグッズを手に取り、展示もゆっくり見てほしい」と話している。
開館は午前9時~午後5時。入館料は一般300円、高校生以下は無料。原則、月曜休館。
敦賀市立博物館は、12日に県文化財に指定された福智院(公文名)所有の「箍締(たがじ)め杮経(こけらきょう)」を特別公開している。薄く剥いだ細長い木の板「こけら」に経典「妙法蓮華経(みょうほうれんげきょう)」を墨書したもので、経典1巻分に当たる約4千枚が円筒状に束ねられている。7月12日まで。
室町時代の1498年に奉納され、束は直径21・5センチ。こけらは1枚が長さ26・3センチ、幅1・6センチ、厚さ0・03センチ。国内で発見された杮経が箍締めの状態で残っている例は少ないという。
館長は「一見素朴だが、ものすごく凝っており、奉納者の信仰心のあつさがうかがえる。近くで見てほしい」と来場を呼びかけている。
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