出荷されるトラフグの稚魚=14日、小浜市堅海の県栽培漁業センター

 養殖トラフグの稚魚の出荷が5月14日、福井県小浜市堅海の県栽培漁業センターで始まった。6月中旬にかけて約7万匹を嶺南地域の養殖業者に順次出荷する。海面養殖で約1キロまで成長させ、来年の冬ごろには「若狭ふぐ」として県内の民宿などで提供される。

 同センターで育てた雄と若狭湾で捕った雌の天然ものなどを掛け合わせ、今年2月初めに採卵、ふ化させた。7センチサイズ(約8グラム)約6万匹、10センチサイズ(約15グラム)約1万匹を育てた。敦賀、小浜、若狭、高浜の4市町の計14養殖業者に出荷する。

 この日は、7センチサイズ約4千匹を若狭町の業者に出荷した。職員はポンプを用いて水槽の稚魚を次々と活魚車に移していった。稚魚は出荷先の海面養殖で育てる。

 トラフグの養殖を担当する同センターの綿谷さんは「病気もなく元気な種苗を順調に出荷できてひと安心。嶺南地域に来て淡泊で上品な味の『若狭フグ』を食べてほしい」と話した。

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