
映画の来場を呼びかける、のせりんさん(右)と伊礼姫奈さん=福井新聞社(山崎彩撮影)
映画「ライフセーバー!」の一場面(©映画「太陽の守護神」製作委員会)
アジアで初めて国際環境認証制度「ブルーフラッグ」を取得した福井県高浜町の若狭和田ビーチを舞台にした映画「ライフセーバー!」が5月29日から、全国に先駆けて福井県内5館で公開される。映画初主演を務めたのせりんさんと、ヒロイン役の伊礼姫奈(いれいひめな)さんが13日、福井新聞社を訪れ「高浜のきれいな海を間近で撮影し、ダイナミックな映像に仕上がった。(今回のロケで)大好きになった福井の皆さんにぜひ映画を見てほしい」とアピールした。
映画は人生に迷う大学生、大友勇輝(のせさん)が、ライフセーバーを志して成長する姿を描いた青春ドラマ。ロケは昨夏、同ビーチをはじめとする嶺南6市町で3週間近く行われた。
見どころの一つは「どこまで行ってもきれい」と2人が太鼓判を押す高浜の海と自然。特にライフセーバーが海で活動するシーンは、サーフボードにカメラを載せて至近距離で撮っただけに迫力満点だ。半面、自然相手とあって波が荒れた際は撮影順を変えるなど臨機応変に対応。伊礼さんは「毎日海と“相談”しながら撮影した」と振り返る。
ライフセーバーの泳法や救助法を身につけるため、のせさんはロケが始まってからも連日トレーニングを積んだ。検定試験のシーンでは、酷暑の砂浜を何度も走って体調管理が大変だったといい「地元の皆さんが水やご飯を差し入れてくれたのがありがたかった」と感謝した。
勇輝の先輩ライフセーバーを演じた伊礼さんは、撮影に立ち会った実際のライフセーバーから活動日誌を見せてもらった。「自分以外の人の安全を守り、事故を未然に防がないといけないという責任を感じた。すごく大変な活動だと思った」。芯の強い女性を演じ「自分とは違う新しい一面を出せた」という。
劇中随所で見られるライフセーバーのチームワークは、日々の撮影からもはぐくまれていった。「今、水飲まないと熱中症になるよ」などと声をかけ合い、休憩時には日傘を差し合った。「みんなとの距離が近く、意見を出し合って撮影できた」とのせさんは振り返る。
嶺南ロケは「自然豊かで温かく、食もおいしかった」と笑顔の2人。等身大の若者を演じたのせさんは「僕ら世代の悩みや壁をリアリティーを持って演じることができた」といい、伊礼さんも「ライフセーバーの中にも葛藤がある。いろんな人間模様があり、さまざまな世代の方が共感できる映画」と、来場を呼びかけた。
映画は勝山市出身の河合広栄さんがプロデューサーを務め、児玉宜久監督がメガホンを取った。福井を舞台に2人がタッグを組むのは「えちてつ物語」(2018年)、「おしょりん」(23年)に続き3作目。全国公開は6月12日から。
■「ライフセーバー!」県内上映館■
・テアトルサンク(福井市)
・福井コロナシネマワールド(同)
・メトロ劇場(同)
・鯖江アレックスシネマ(鯖江市)
・敦賀アレックスシネマ(敦賀市)




































