
いかだからクレーンで水揚げされる「ふくい岩がき」=18日、高浜町神野浦
福井県がブランド化を進める県産養殖イワガキ「ふくい岩がき」の今季の出荷が5月22日始まるのを前に、高浜町などの各養殖業者は沖合のいかだで水揚げ作業を進めている。ミルキーでさっぱりした味わいが特長で、身入りも上々という。8月末までに昨年度並みの約1万個の出荷を見込む。
県は2019年度から県栽培漁業センター(小浜市)でイワガキの種苗生産技術の開発や試験養殖に取り組み昨年度、本格出荷を始めた。養殖は敦賀、小浜両市、若狭、高浜両町の事業者が中心に取り組んでいる。本年度は36養殖業者が出荷する。
若狭湾内で養殖する久富水産(高浜町神野浦)は13日ごろから水揚げ作業を始めた。18日は沖合約800メートルに浮かべたいかだで作業を実施。クレーンを使い、ロープに連なったカキを海中から船上に次々と引き揚げていった。
種苗から3年間養殖しており、1個当たり240グラム、大きいもので300グラムを超えるという。従業員は「身入りは良い」と太鼓判を押す。今後、出荷に向けナイフを使って殻の表面に付いたホヤや貝など付着物を取り除き、高圧水で洗浄した後、選別される。
ふくい岩がきは県内の飲食店、民宿に卸される。県によると、本格出荷1年目の昨年度の反響が大きく、養殖業者からの需要が高まったという。28年度までに年間10万個の出荷を目指している。
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