
金蔵寺の千手観音像などが展示されている特別公開展=高浜町郷土資料館
福井県高浜町子生(こび)の金蔵寺の秘仏・千手観音像の特別公開展が5月24日まで、町郷土資料館で開かれている。観音講の住民らが長年守り継いできた金色の同像が初めて一般公開され、お堂にあった仏像も含め計34体が並ぶ。
金蔵寺の建立時期などは定かではないが、現在ある山の中腹には1937年ごろに移転された。現在の場所での管理が難しくなったため、千手観音像を山の麓の蔵身寺に移すことになった。それに合わせ一般に公開した。
室町時代後期の作とみられる千手観音像は、台座を含め高さ1・5メートル。一つの木材から彫り出す一木造りで、目にはガラス玉を用いず木を彫って表現しているのも特徴的。30~40年ほど前、塗り直され金色の輝きを放っている。1年に4回、観音講などで開帳が行われ、地域で大切に守り抜かれてきた。
お堂の脇に置かれた西国三十三カ所の仏像33体も並べた。高さ20センチほどの像が居並ぶ様子は荘厳。このほか、江戸時代に作られた仏具「鰐口(わにぐち)」も展示、子生についての歴史などもパネルで紹介している。
午前9時~午後5時。火曜休館。一般200円、小中学生100円、町内の70歳以上は無料。
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