
若手メンバーが複数加入し、新チームとして再出発を切った「五湖鶴太鼓」=若狭町中央
福井県若狭町の三方地域の女性で構成し、設立35年の伝統ある和太鼓チーム「五湖鶴太鼓」に近年、若手メンバーの加入が続いている。平均年齢は70代から20歳若返り、子育て世代メインの新チームとして再出発を切っている。
現チームの最年長、小堀さんによると、五湖鶴太鼓は1991年に三方地域の女性5人で結成された。昔は県外のイベントにも出張出演していたが、コロナ禍をきっかけに、地域のイベントでの演奏に専念するようになったという。以前は高齢メンバーがメインだったが、年々若手の加入が増えているという。
昨年は高齢メンバーの引退と入れ替わりで、40代の3人が新加入。30代~60代の9人体制になった。新メンバーの一人、奥村さんは「子どもが大きくなると同年代の人と関わる機会がないので楽しい」。“ママ友”に誘われ3年前に加入した最年少の今井さんは「イベントに向けての練習は家事の息抜きになっている」と充実した表情。
わかさ東商工会横の建物で週に1回練習しており、いつも笑い声が絶えずにぎやか。子育て世代の孤独感やストレスを忘れさせる場にもなっている。小堀さんは、高齢化や担い手不足で消滅する郷土芸能グループが増えている現状を踏まえ、「今のチームがあるのは、若い人が入るまで先輩が活動を続けてくれたおかげ。『五湖鶴太鼓』の名をずっと残せるように、新チームみんなで仲良くやっていきたい」と話していた。
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