階段壁面に海ごみから作ったレリーフを貼り付け、鮮やかな海のデザインに仕上げた生徒たち=7日、高浜町宮崎の町地域福祉総合センター「いぶき」

 4月供用開始の福井県高浜町地域福祉総合センター「いぶき」で、階段の壁面を彩るアートのワークショップが3月7日、行われた。魚などを描き高浜の海をイメージした壁に、地元中学生が海洋プラスチックごみを活用したレリーフを貼り付け、完成。利用住民を鮮やかなアートで迎え入れる準備を整えた。

 「いぶき」は町社協や老人クラブなどが集約され、高齢者福祉や障害福祉が一帯となった複合施設。

 開放的な吹き抜けの階段壁面を彩ろうと、町が東畑建築事務所名古屋オフィスに提案。作家長谷川さんの協力を受けデザインが考案された。海をモチーフに、学校の探究活動で海ごみ問題に取り組んでいる高浜中2年生5人もデザイン検討に関わった。

 壁面は1~2階部分の50平方メートル。町内で活動する環境アーティストの永野さんさんがプラごみから作った7、10センチの平面と立体のしずく形のレリーフ計292枚を使用。海藻や魚が泳ぐ海中のデザインの壁紙の上から、この日生徒がウニとカメの形にしたレリーフを両面テープを使って貼り付け完成させた。事前に付けられたカニやクラゲなどもあり、鮮やかで迫力ある壁面に仕上がった。

 参加者は「見た人が海ごみ問題を考えるきっかけになれば」と話した。

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