
ネット遊具などを配備した、小学生向け大広間の完成イメージ図
全天候型遊び場に改修されるさきやま会館=おおい町名田庄三重
ネット遊具などを配備した、小学生向け大広間の完成イメージ図
福井県おおい町は同町名田庄三重のさきやま会館を改修し、全天候型遊び場の整備を始めた。来年10月の供用開始を予定しており、乳幼児や児童向けの砂場やネット遊具を設けるほか、敷地内にバスケットボールコートなどスポーツエリアを設置、幅広い年代が楽しめる施設を目指す。
昨年度、教員や児童センター職員らでつくる検討委員会を設置、施設概要を検討した。大飯地域には県こども家族館(成海)に大型遊具やバスケットボールコートがあることなどを考慮。名田庄地域に整備することになった。
全天候型遊び場は木造2階建て。屋根付きの屋外スペースを含め延べ床面積約560平方メートル。1階にキッズルームと大広間を整備、屋外の中庭で雨の日でも遊べるようにした。
乳幼児向けのキッズルームにはボールプールなどを設け、中庭には砂場や小型すべり台といった遊具を設置する。児童の利用を想定した大広間にはネット遊具を整備し2階に行き来ができるようにする。思考力を養いながら楽しめるブロック遊具も設ける。
屋外には大型すべり台やうんていなどを備えた複合型遊具やブランコを設置。地元の中学生らから要望があった3オン3のバスケットボールコートと、テニスや野球の壁打ちスペースも新設する。
総事業費は屋外のスポーツエリア含め約1億6300万円。県の補助金も活用する。遊び場の名称は未定。住民窓口課の担当者は「幅広い年代の子どもが集まる場所となる。遊びを通じて交流をし、成長していってほしい」と話している。
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