ジネンジョの収穫を体験する名田庄小児童=27日、おおい町名田庄三重

 福井県おおい町名田庄小の3年生が11月27日、地元特産のジネンジョの収穫を体験した。児童は1メートルを超す大物など、古里の幸を次々と掘り出し、歓声を上げていた。

 ふるさとについて学ぶ総合学習の一環で、同校が地元の名田庄自然薯(じねんじょ)生産組合に協力を依頼して行った。

 同組合が委託を受けて管理する同町名田庄三重の畑で行われた。栽培方法や栄養などについて事前学習を行った児童12人は、組合員の手ほどきを受けて作業。土の中に埋められた1・2メートルほどのパイプをスコップなどを使って次々と掘り出し、内部からジネンジョを取り出した。

 長さ70センチほどに育った約100本を収穫した。中には1・2メートルほどに成長したジネンジョもあり、子どもたちは折れないよう丁寧に扱っていた。

 児童らは「大きいジネンジョは重くてびっくりした」「クッキーなどジネンジョを使った加工品についても知りたい」などと話していた。

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