満開となった飯盛寺のヒガンザクラ=18日、小浜市飯盛

 福井県小浜市飯盛(はんせい)の古刹(こさつ)・飯盛寺(はんじょうじ)のヒガンザクラが満開を迎えた。静かなたたずまいの境内で淡いピンク色の花が訪れた人の心を和ませている。同寺ではソメイヨシノなどさまざまな種類の桜が順番に見頃となり、春の風情を楽しむことができる。

 25年ほど前、住職がヒガンザクラの苗木を譲り受け、20本を境内に植えた。シカに荒らされ現在残っているのは5本だけだが、寺務所前の広場と道路脇に根を張り、毎年3月半ばに見頃を迎える。

 今年は3月初旬に咲き始めた。寒の戻りの影響で一時、開花の進みが鈍ったものの、ここ数日の陽気で満開を迎えた。

 同寺の桜は市内でも開花が早く、ここ数日間が見頃という。見物に訪れる人も多く18日は市内外から約35人が訪れ「春の訪れを感じ、ウキウキする気分になった」などと話していた。

 同寺にはほかに3種類の桜が植えられており、4月下旬にかけてソメイヨシノ、しだれ桜、八重桜の順に開花する。

 ヒガンザクラが咲く広場では20日午前10時から柴燈護摩(さいとうごま)の法要が営まれ、開運や無病息災を願う火渡りが行われる。

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