
福井県敦賀市議会の新幹線開業後まちづくり特別委員会が3月17日開かれた。理事者は、気比神宮に隣接する敦賀北小跡地に複合施設を設ける「氣比(けひ)の杜(もり)」整備は2032年度、JR貨物から取得した旧敦賀港線(通称ひげ線)に遊歩道や広場を整備する事業は29年度にそれぞれ供用開始を目指す方針を示した。
氣比の杜に関しては基本構想案を説明。コミュニティーセンター(公民館)機能を核に、書籍があるエリア、アートがあるエリア、敦賀の歴史や文化が感じられるエリアを設け、市民や観光客の知的好奇心を満たす場を目指す。市民アンケートやワークショップで出された意見を踏まえ、にぎわい創出に資する民間収益機能の導入も検討していく。
新年度に、学識経験者や関係団体でつくる委員会を設置し、基本計画の策定に着手。行政主体による整備か、民間資本を活用するPFI方式か事業手法についても検討を進める。敦賀北小の現校舎を活用するか解体するかは基本計画策定の中で検討していくとした。
ひげ線の利活用計画案も説明。ほぼ全線で残っているレールは原則保存し、並行して歩道や緑地帯、並木を配置。廃線敷内に「くさまち」「まちなか」「うみまち」の三つの広場を設け、地域交流や環境学習、遊び、憩いの空間として整備する。レールを生かしたモビリティー(乗り物)はイベント時など実験的な運行から始め、活用法を見定めていく。
遊歩道に整備する廃線敷は総延長が1・7キロと長いため段階的に整備していく考えで、28年度から市民主体の暫定利用、29年度ごろの一部供用を目指す。
一方、金ケ崎エリアで市が手がけ、鉄道公園や桜公園を整備する「敦賀みなと公園(仮称)」に関しては当初、27年度末の完成予定としていたが、同エリアで民間事業者が計画するにぎわい施設の動向や市の財政事情を踏まえ、29年度末に遅らせる方針を示した。26年度から工事に着手する。
(※福井新聞社提供。無断転載を禁止します。記事に関するお問い合わせは福井新聞社へ。)



































