収穫が始まった黒河マナ=18日、敦賀市山

 福井県敦賀市山で、100年以上栽培されている伝統の春野菜「黒河マナ」の収穫が始まった。3月18日は生産者の林さんが摘み取り作業に精を出した。「今年は雪の下で十分に寝かされたことで、甘みが増した。生で食べてもおいしい」(林さん)と納得の表情。収穫は4月中旬まで続く。

 アブラナ科の葉物野菜で、優しい甘みとほろ苦さが特徴。葉や茎は塩漬けのほか、揚げ豆腐と一緒に煮びたしにしたり、刻んでベーコンと炒めたりしてもおいしいという。同市山の4、5軒が栽培し出荷している。

 昨年10月中旬に種をまき、大雪が降ったことで糖度が増した。林さんはつぼみがふくらんだ柔らかい茎を選び、ポキッポキッと音を立てながら、手際よく摘み取っていった。約6アールの畑で、例年並みの300キロ程度の収穫を見込んでいる。

 生産者が収穫した黒河マナは市農産物直売所「ふるさと夢市場」(砂流)やJA直売所「旬・ときめき広場」(三島町2丁目)で販売。林さんは「毎年、楽しみにしてくれている人がいる。おいしさを多くの人に届けられたら」と笑顔で話した。

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