
小浜市内の「八ケ寺」で販売されているオリジナル箸
小浜市の「八ケ寺巡り」をPRするオリジナルの箸を考案した小浜美郷小5年生=12日、同校
小浜市内の「八ケ寺」で販売されているオリジナル箸
福井県小浜美郷小5年生児童が小浜市を代表する八つの寺院「八ケ寺」の仏像をそれぞれデザインした8種類のオリジナル箸を考案、3月19日まで各寺で販売されている。減少傾向の参拝客を呼び戻し周遊を促す“架け橋”になればと、地域課題の解決を目指した取り組み。児童は「小浜の魅力を多くの人に知ってもらいたい」と話す。
5年生49人は総合学習で、各寺を訪ねる「八ケ寺巡り」の参拝客の減少を知った。古里の古い寺院、文化を若い世代に知ってもらうことが地域の課題だと考え、昨年春に「八ケ寺」の魅力を発信する「美郷みほとけお箸プロジェクト」を立ち上げた。仏像を若狭塗に代表される箸でアピールし、地域の農業や自然など3年生時からの学びも連携させた事業で、「お城や寺、人と自然、過去と未来などをつなぐ架け橋にしたい」と取り組んだ。
「八ケ寺」は国宝や国の重要文化財などに指定されている古刹(こさつ)を中心とした寺院で、明通寺(門前)、神宮寺(神宮寺)、萬徳寺(金屋)、多田寺(多田)、妙楽寺(野代)、羽賀寺(羽賀)、圓照寺(尾崎)、国分寺(国分)の八つ。子どもたちは各寺を訪れたり、パンフレットを見たりして仏像の絵を描き、プレゼンなどで8種類のデザインを決定。市内の箸製造業者に依頼して持ち手付近に仏像と寺院名をプリントした木製のオリジナル箸を完成させた。
1膳300円。各寺に40膳ずつ納め、取り組みの経緯などを説明した掲示物なども添えた。全8種類の購入者のうち先着20人には、「感謝の気持ち」として児童が手作りしたコシヒカリ(3キロ)のプレゼントを準備している。児童は「実物の仏像を是非、見てもらいたい。作った箸が全部売れるとうれしい」と期待している。
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