宵山の胴幕などが展示されている企画展=11日、敦賀市みなとつるが山車会館

 福井県敦賀市みなとつるが山車(やま)会館はリニューアル2周年を記念し、企画展「つるがの宵宮(よいみや)の山車~気比神宮例大祭“練物”の伝統を伝える~」を開いている。宵山(よいやま)に飾られる豪華な胴幕や水引幕など、普段は公開されていない計約20点が並ぶ。4月12日まで。

 敦賀まつりでは、前夜祭の位置づけで宵山巡行が行われている。昨年「敦賀まつりの山車・宵山行事」が市無形民俗文化財に指定され、魅力に触れてもらおうと初めて企画した。

 明治から大正時代にかけて作られたとみられる黄色い織物を使った胴幕は、世俗を避けて高尚な議論を交わしていたとされる中国晋の時代の「竹林の七賢」が描かれている。ほかにも、中国故事の一場面を描いた水引幕と、水引幕の四隅に付けられる打ち出の小づちを模したつり金具もある。巡行時に宵山の舞台で日舞を披露する子どもの様子もモニターで紹介している。

 宵山の歴史についてはパネルで、1945年の敦賀空襲で御影堂前町(現・神楽町)の宵山は焼失し、現在の宵山は70年以上前の山車が改修されるなどして、現在まで使われていると説明している。

 午前9時~午後5時開館。月曜は休館。料金は一般300円、高校生以下は無料。

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