• 歩道が拡幅され、丸みを帯びたベンチなどが置かれた神楽通り=15日、敦賀市神楽町1丁目
  • 神楽通り整備の完成を祝って、風船を飛ばす子どもたち=敦賀市神楽町1丁目
歩道が拡幅され、丸みを帯びたベンチなどが置かれた神楽通り=15日、敦賀市神楽町1丁目

 福井県敦賀市の気比神宮門前の神楽通り(市道2号線・延長約240メートル)で進められてきた歩道拡幅工事の完成式典が3月15日、現地で開かれた。丸みを帯びたベンチや「和」の雰囲気を醸す腰掛け台を新たに設置し、歩いて楽しめる憩いの空間を整備。気比神宮の大鳥居を眺望できる参道の景観が一新された。

 事業は、北陸新幹線延伸に伴い年間約120万人の参拝者が訪れる気比神宮から商店街への回遊性向上を図る目的で2024年度に着手。4車線(幅員13メートル)あった車道を2車線(同9メートル)に狭め、歩道を両側それぞれ2メートルずつ広げた。道路は自然の土の風合いに近い砂色で舗装して景観に配慮。通りの中央部には横断歩道を新たに設け、安全性を高めた。事業費は2億6千万円で国と県の補助計1億3千万円を活用した。

 式典には石田嵩人知事や奥井隆敦賀商工会議所会頭、地元選出県議ら約70人が出席。米澤光治市長は「来敦者に敦賀の街や神楽通りをどんどん歩き、お店や街を楽しんでもらいたい。今後も新たな人流の動線を生み、にぎわいを創出するべく、気比の杜(もり)構想や駐車場整備などまちづくりを推進していく」とあいさつした。

 地元の神楽町1丁目商店街振興組合の中山喜美子理事長は「ハード整備が整い、今後はにぎわいづくりに向けた取り組みが重要。地元のお客さまを大切にしながら、観光客の皆さまにもお立ち寄りいただき、交流の場となるような商店街にしていきたい」と意気込んだ。歩道にはキッチンカーなどの出店を想定した電源・水道設備も設けられ、にぎわい創出につなげていく。

 式典出席者や、会場で開かれていた「つるが街波祭」の来場者がテープカットやくす玉割り、風船を飛ばして完成を祝った。

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