
小浜から東大寺まで御香水を届けるリレーに挑戦するランナー=小浜市下根来の鵜の瀬
福井県小浜市などのマラソン愛好家10人が3月7日、リレー形式で小浜から奈良・東大寺まで全長117キロの走破に挑む。同市の伝統行事「お水送り」にちなみ、小浜でくみ上げた「御香水(おこうずい)」をランナーが携えゴールを目指す。京都や奈良の市民とも交流し、お水送りや鯖街道に通じる古都との歴史的な絆を強める。
リレーは鯖街道を走って京都を目指す「鯖街道ウルトラマラソン」のランナー有志でつくる「おもてなしの会」が企画した。毎年3月2日に同市下根来の鵜(う)の瀬などで行われるお水送りの「送水神事」で御香水は遠敷川に注がれる。東大寺二月堂の井戸「若狭井」に届くとされ、同12日に同寺で行われる「お水取り」でくみ上げられる。
伝統行事を縁に両市は1971年11月、姉妹都市関係を結んでおり、メンバー間では以前から東大寺までリレーで走るアイデアが持ち上がっていた。昨年、お水取りで奈良市を訪れた小浜市の杉本和範市長が仲川げん奈良市長からも提案を受けており実現に踏み切った。
当日午前6時に鵜の瀬を出発。熊川宿(若狭町)などが通る若狭街道を走って京都市に入り、奈良街道などを使って午後5時ごろに東大寺に到着する予定。10人で14区間を走り竹筒に入れた御香水を運ぶ。最初と最後のランナーは杉本市長が務める。
京都市では鯖街道ウルトラマラソンに関わる京都トライアスロンクラブが設置した給水・給食所でもてなしを受け、ゴールの東大寺では奈良市民有志と一緒に走るなど交流を図る。
1区のうち鵜の瀬から若狭神宮寺まで約1・5キロは小浜市民とのファンランを企画しており、実行委員長は「一緒に走った人の思いをメンバー全員で奈良に届けたい」と意気込んだ。
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