• 迫力のある田植え踊りを披露する男衆=22日、敦賀市野坂公民館
  • 田打ち踊りを披露する子どもたち
迫力のある田植え踊りを披露する男衆=22日、敦賀市野坂公民館

 豊作を祈って室町時代から続くとされる福井県敦賀市野坂の県無形民俗文化財「野坂だのせ祭り」が2月22日、営まれた。地元の子どもや男衆計16人が「だのせ踊り」を市野坂公民館で披露。かわいらしさや迫力あるしぐさで田を耕したり、田植えをしたりする二つの踊りを何度も披露した。

 午前中、野坂神社で神事を行い、午後からは公民館で踊りを披露し、住民ら約50人が集まった。

 「素襖(すおう)」と呼ばれる室町時代の武士の格好をモチーフにした紺色の衣装をまとった児童6人と男衆6人が、交互に登場。田んぼを耕して苗を植える一連の米作りの作業を「田打ち」と「田植え」の二つの踊りで表現した。

 田打ち踊りは、田んぼに見立てた太鼓を囲み、くわの代わりに持った木のばちで何度もたたき、田を耕す様子を表現。田植え踊りは、苗に見立てたスギの葉を両手に持ち、太鼓の周りで背中合わせに押し合いながら、田植えのしぐさを演じた。「福の種」とされる米粒をまく福男、昼食を運ぶ女性役なども、登場し会場を盛り上げた。踊り手や来賓を胴上げする一幕もあり、にぎやかな雰囲気に包まれた。

 初めて踊った粟野小2年の児童は「バチを打つところを上手にできた。また出たい」と笑顔だった。野坂だのせ祭り保存会の会長は「みんなが練習の成果を出してくれた」と踊り手をねぎらった。

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