• 万博で販売されている美浜町産の食材を具材にしたおにぎり=大阪市の夢洲
  • おにぎりの具材に使われている無限大のミディトマト=20日、美浜町興道寺
万博で販売されている美浜町産の食材を具材にしたおにぎり=大阪市の夢洲

 福井県美浜町特産「へしこ」と町内の農業会社「無限大」が生産したミディトマトを具材にした「鯖へしこトマトおにぎり」が大阪・関西万博のおにぎり専門店「ONIGIRI WOW!」で福井県のおにぎりとして販売されている。購入者からは「トマトがへしこの塩味をまろやかにし、へしこが初めての人でも食べやすくおいしい」などと好評だ。

 同店は象印マホービン(大阪市)が運営。万博会期中は、全国各地の特産品や郷土料理をアレンジした「日本のおにぎり」と、海外の料理や食材の特徴を生かした「世界のおにぎり」それぞれ24種類を1カ月ごとにラインアップを変えながら4種類ずつ提供している。

 同社は、昨年夏に関西電力が企画した立地地域での新規事業創出を域外企業に促すプログラムで町内を訪れた際、へしこに興味を示し商品化を検討。その後の町を含めた三者協議で、町産トマトを使う案が生まれたという。

 へしことトマトを混ぜ込んで洋風にアレンジし、おにぎりに合う具材に仕立てた。象印の担当者は「へしこの塩味とトマトの爽やかな酸味がお米の甘さと相性抜群」と太鼓判を押している。1個550円(税込み)で、7月15日まで販売している。

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