
漁船からホースを使って敦賀ふぐの稚魚をいけすに移す漁師たち=18日、敦賀市の敦賀湾
福井県内最大の養殖トラフグ産地、敦賀市西浦地区で長崎県や県内などから運ばれた稚魚をいけすに移す作業が行われている。1年半かけて約40センチの大きさに育て、「敦賀ふぐ」として関西方面を中心に県内などに出荷する。
作業は6月末には終わる見込み。市海水養魚協会の7軒が長崎県産や小浜市の県栽培漁業センターの稚魚計10万3千匹を仕入れる。
18日早朝は同市手の漁師が長崎県佐世保市からトラックで届いたばかりの7センチほどの稚魚1万匹を漁船の水槽に移した。
沖合の敦賀湾内のいけすに移動しホースを使って放つと、稚魚は元気に泳いでいた。「夏はえさの量を抑え、9月中旬ごろから、たくさん食べさせるのが大きくさせるこつ。1匹でも多く健康に育ってほしい」と笑顔で話した。
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