
参拝客をもてなそうとアジサイで彩られた手水舎=19日、敦賀市松原町の松原神社
幕末に敦賀で処刑された水戸天狗(てんぐ)党の烈士をまつる松原神社(敦賀市松原町)の参拝客を花でもてなそうと、近くの住民有志らが6月19日、神社境内の手水舎に色鮮やかなアジサイを飾った。
近くに住む西田さんが中心となり5年前から続けており、この日は早朝から4人で作業。メンバーの家の庭に咲いている紫やピンク、白色のアジサイを手水舎の手水鉢やバケツに移した。
作業に加わった鈴木さんは3年前に天狗党ゆかりの茨城県から移住したという。「天狗党が敦賀でこんなふうに大事にされていて感激した。花が元気なうちに多くの人に見てもらいたい」と話していた。
(※福井新聞社提供。無断転載を禁止します。記事に関するお問い合わせは福井新聞社へ。)