絵画・造形など7部門の力作が並ぶ敦賀市総合美術展=22日、敦賀市プラザ萬象

 第44回敦賀市総合美術展(福井新聞社後援)が6月22日、市プラザ萬象で始まった。同市と美浜、若狭両町から絵画・造形や工芸など7部門に計282点の出品があった。最高賞の市長賞には市村律江さん(一般)ら6人が選ばれた。29日まで。

 市文化協会が1981年から開いている。日本画・水墨画、絵画・造形、デザイン・版画、彫刻、工芸、書道、写真の7部門ごとに作品を展示している。

 絵画・造形部門市長賞の作品は「宇宙護美」の題で、人工衛星の残骸などのごみで宇宙が汚染させる様子をパステルと水彩で描いた。ジェッソ(地塗り剤)を使いごみの凹凸を表現するなど、重厚感が目を引く作品に仕上げられている。工芸部門市長賞の作品「ねぇ、あそぼうよ!」は、くぎやねじを使わずに木と木を組み合わせて作った2台の木馬。かわいらしさの中に高度な木工の技術が詰め込まれていることが評価された。

 展示は午前9時~午後5時(最終日は同4時まで)。29日午後1時半から市福祉総合センターあいあいプラザで表彰式が行われる。同3時からは市プラザ萬象で審査員と作品について話し合う会が開かれる。

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