愛称が「関電ローイングセンターみはま」に決まった久々子湖漕艇場=美浜町久々子(県提供)

 福井県が募っていた久々子湖漕艇場(県立艇庫)=美浜町=のネーミングライツ(命名権)を関西電力が取得した。施設の愛称は「関電ローイングセンターみはま」に決まった。

 県が4~5月に募り、関電1社が応募した。選考委員会で命名権者としてふさわしいか審査の上、決定した。

 契約期間は今月1日から2030年3月31日までで、命名権料は年額385万円。関電は「久々子湖漕艇場は当社ボート部の本拠地。ローイング競技のすばらしさを広く伝えるとともに、福井県や美浜町の振興に貢献したいとの思いで応募した」としている。

 県有スポーツ施設の命名権導入は今回で3施設目。新たな自主財源を確保し、持続的な施設運営や選手受け入れ時のサービス向上につなげるのが目的。漕艇場は、現在のB級1500メートルを本年度にA級2千メートルに再整備し、26年度に供用開始する予定。

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