
福井県美浜町で5月10日に開かれた第38回美浜・五木ひろしふるさとマラソン。薫風受ける爽やかな天候の中、県内外から参加した健脚自慢の2306人が、敦賀半島西側の風光明媚(めいび)なコースを駆けた。1・5キロの部をあっという間に走り抜ける小学生から、自分のペースでコースを楽しむベテランまで、ゴール後のランナーには充実した表情が広がっていた。(コンディション=午前10時時点、晴れ、北の風2・7メートル、気温17・2度)
会社挙げ地元盛り上げ 第2回から出場 カモコン
年に1度の大会を盛り上げようと、今大会も電力関係など地元関連企業から多くのランナーが出走した。中でも生コンやコンクリート2次製品の製造販売を手がけるカモコン(美浜町)は、第2回大会から30年以上会社ぐるみで参加している。
「お世話になっている町への恩返し。地域を盛り上げたい」。加茂社長は参加を続ける理由をこう話した。町のイベントを盛り上げ会社のアピールにもつなげようと長年、10月の美浜町民レガッタにも会社をあげて出場している。
入社以来9回目の参加という奥本さんは5キロを走り「良い天気で少し暑かったけれど、海沿いを走ると気持ち良かった」と笑顔を見せた。毎年、大会前には週1、2回走って練習しているといい、社員の運動習慣維持にも貢献しているようだ。
自身もウオーキング部門で汗を流した加茂社長は「今後も町の活性化につながるよう、社員も含め出場者がもっと増えたらいい」と話していた。
80歳ランナー5キロ完走 県内最高齢・林、柴田さん(敦賀)
マラソン部門の参加者で県内最高齢となった80歳の男性2人が、そろって5キロを完走した。
林さんは「海岸線沿いの景色を楽しみながら、気持ちよく走れた」と充実した表情。39年前に市民マラソンに初出場し、今大会で257回目を数える。「途中で足を止めずに最後まで走りきる」がモットーだ。40年目となる来春の「ふくい桜マラソン」で、通算260回目を飾りたいと、衰えることのない意欲を見せた。
柴田さんは「天候に恵まれて日ごろの練習の成果が出せたかな」とはにかんだ。40年ほど前にマラソンを始めた。2011年に前立腺がんを患ったが克服。現在も年5回の大会出場を目標に練習を重ねる。「マラソンをやらないとどうも体がすっきりしない。体が続く限り、85歳までは走りたい」と意気込んでいた。
親子3人仲良く宣誓 辻井さん「感謝して」
選手宣誓は、美浜町の辻井さん親子3人が務めた。夫が見守る中、「支えてくださる皆さんに感謝し、元気いっぱい最後まで走りきることを誓います」と堂々と宣言した。
会場からは大きな拍手が送られた。大役を終え辻井さんは「何回も家で練習をして臨んだ。いい思い出になった」と笑顔を見せた。
4人でペアをつくって1・5キロ親子の部に出場。完走することが目標で「昨年よりも頑張れた」、「疲れたけど楽しかった」と汗をぬぐった。
地域号外400部発行 福井新聞社
福井新聞社は特設会場で地域号外400部を配布し、海辺を駆けるランナーたちの熱気を伝えた。
移動編集車「風の森号」が出動。開会式の様子や元気に走り出す親子ランナーのスタート風景など、写真を使い分けた2種類の号外を発行した。
初めて親子の部に出場した大阪府の橋本さん親子は「疲れたけれど楽しかった。写真に写ってたらうれしい」と親子の部のスタート写真が掲載された号外を受け取っていた。
ご協力に感謝します
第38回美浜・五木ひろしふるさとマラソンは10日、県内外から多くのランナーに参加いただき、盛況のうちに終了しました。出走された選手、早朝から大会運営にご協力いただいた関係者、声援を送ってくださった町民の皆さまに深く感謝いたします。また、交通規制では大変ご迷惑をおかけしました。ご協力ありがとうございました。
美浜町、美浜町教委、美浜町スポーツ協会、福井新聞社
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