• ゴールデンウイーク期間の入り込み客数の伸び率が県内主要観光地で最も高かった福井市の一乗谷朝倉氏遺跡=4月25日
ゴールデンウイーク期間の入り込み客数の伸び率が県内主要観光地で最も高かった福井市の一乗谷朝倉氏遺跡=4月25日

 福井県は5月11日、ゴールデンウイーク(GW)期間(4月25日~5月6日の12日間)の県内主要観光地10カ所の入り込み客数を発表し、5カ所が昨年のGW期間(11日間)を上回った。一乗谷朝倉氏遺跡(福井市)は昨年比25・6%増の11万9290人が訪れ、伸び率が最も高く、放送中のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」が誘客を後押ししたとみられる。北陸新幹線県内開業前に比べ9カ所で増加していることから、県は「新幹線効果は継続している」としている。

 昨年より入り込み客数が増えたのは一乗谷朝倉氏遺跡のほか、大本山永平寺(永平寺町、昨年比11・8%増)、敦賀赤レンガ倉庫(敦賀市、8・5%増)、熊川宿(若狭町、7・1%増)、東尋坊(坂井市、1・2%増)。

 県観光政策課は増加の要因について、GW後半が5連休だったことに加え、「豊臣兄弟!」に5代当主・朝倉義景が登場し、一乗谷が注目されたと分析。10カ所に含まれないが、県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館(福井市)の来館者数は昨年に比べ52・3%増加した。熊川宿は、フジテレビ系で放送中のドラマ「サバ缶、宇宙へ行く」の舞台、小浜市に向かう観光客の立ち寄り先になったとみている。

 昨年を下回った5カ所は悪天候などの影響を受けたとみられる。西山公園(鯖江市)は10カ所で最も多い16万9460人が訪れたが、昨年を13・0%下回った。蘇洞門(小浜市)は遊覧船の欠航もあり9・9%減。県立恐竜博物館は2・9%減となった。

 新幹線県内開業前年の23年(9日間)との比較では、敦賀赤レンガ倉庫33・7%増、熊川宿26・5%増、蘇洞門20・4%増など8カ所で上回った。23年のGW期間がリニューアル工事で休館だった県立恐竜博物館は22年(10日間)に比べ53・3%増だった。

 県は今後、県内宿泊時に1泊最大5千円をデジタル地域通貨「ふくい はぴコイン」で還元する旅行キャンペーンの展開などで、観光需要の拡大を図っていく方針。

(※福井新聞社提供。無断転載を禁止します。記事に関するお問い合わせは福井新聞社へ。)