
約60種類の魚が見られる「おばま水族館」=29日、小浜市香取
休憩しながら魚を見ることができる2階の和室部屋
福井県小浜市に住む県立大生が古い町並みを残す同市の「小浜西組」の空き家を改修し整備した「おばま水族館」が5月1日オープンした。和風情緒あふれる室内に水槽を並べ、小浜湾のフグや市内の河川に生息するアラレガコのほか、熱帯魚のクマノミなど計約60種を展示。スポットライトなどを当てた幻想的な雰囲気の中で地域の自然を感じることができる。
県立大海洋生物資源学部先端増養殖科学科4年の眞壁さんは1年生の時、魚好きの学生が集い地域とつながる拠点をつくろうと、水族館の開設を計画。2024年春から物件を探し、国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)に指定されている「小浜西組」で空き家だった同市香取の古民家を借り上げた。開設資金はクラウドファンディングで募り、オープンに当たっては同学部2~4年生39人がスタッフとして協力。足かけ3年で念願をかなえた。
水族館は木造2階建て、延べ床面積約123平方メートル。水槽約30個を畳敷きの室内にそのまま並べたり、「窓」を開けた部屋を仕切る板越しに水槽の魚を見たりと、学生がレイアウトを考えた。市内に生息するスズキやオイカワなど海水、淡水魚のほかクマノミやデバスズメダイなど色鮮やかな熱帯魚も展示。小型水槽では小魚が群れを作って泳ぐ様子が観察できる。いずれもスタッフが釣ったり、提供を受けたりして準備した。学生が描いたイラストを付け、魚の名前や生態をパネルで紹介している。
海岸に流れ着いたガラスを加工したピアスやコースターなどのグッズも販売する。眞壁さんは「小浜の魚はもちろん、学生たちの熱量にも触れることができる。多くの人に小浜の魅力をもっと知ってほしい」と話す。
開館日は木曜~日曜・祝日の午前10時~午後4時。駐車場は小浜公園(香取)。料金は市民100円(6月末まで)。市外の人は一般700円、高校生以下300円、未就学児無料。
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