
ミコカフェと共同開発したスイーツを手にする(左から)永谷さん、山田さん、北川さん=5日夜、敦賀市清水町1丁目の同店
地元企業と連携し商業の学習に取り組む敦賀高商業科2年生が、福井県敦賀市清水町1丁目のカフェとスイーツを共同開発した。原価率を計算し値段も設定。3月5日夜は同店で1日限定の店員になって、友人や教諭らに販売した。
取り組んだのは2年生の3人。昨年秋に「mikocafe(ミコカフェ)」に協力を依頼し、週3回の授業で商品提供に向けて活動してきた。
生徒は、写真や動画映えする商品が客の人気を集めると考察し、ドーム型のチョコレートに温かいチョコソースをかけ、ドームのチョコが溶ける様子を楽しむ「チョコドーム」を同店に提案。店員と味や見た目について話し合いを重ね、チョコドームをのせたパンケーキと、チョコドームにイチゴのゼリーを流し込んで固めた2商品を開発した。
同店では30食分を提供し、友人らから「パンケーキの生クリームの甘さとチョコの苦さがほどよくマッチしている」などと好評を得た。販売後、生徒は「商品開発は理想だけでなく、原価率なども考慮しなければならず難しかった。無事提供できてよかった」と達成感に浸っていた。
チョコドームをのせたパンケーキは、4月に1カ月限定で一般客にも980円で販売される予定。
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