
北陸新幹線の団体専用臨時列車で来福した乗客を出迎えるゆるキャラら=8日、福井市の福井駅(長島昌徳撮影)
北陸新幹線のJR上野駅と敦賀駅を結ぶ団体専用臨時列車「つながる北陸」号が3月8日、県内各駅に到着した。団体専用の新幹線が県内を走るのは初めて。福井駅では県や市町のゆるキャラや職員ら約30人が臨時列車を利用したツアー客約180人を出迎えた。「ようこそ福井へ」と声をかけ、各地へと送り出した。
JR西日本と東日本が共同開催する北陸新幹線長野―金沢開業10周年・金沢―敦賀開業1周年キャンペーンの一環。列車は午前8時21分上野発で約630人が乗車し、富山や金沢、福井、敦賀などに停車した。車内ではズワイガニやいちほまれなど、北陸3県の特産品が当たる抽選会なども行われた。
福井駅の新幹線改札前では「ようこそ北陸へ」と書かれた横断幕を手にした駅員や、県公式恐竜ブランドキャラクターのラプトなどがお出迎え。ふくい越前若狭の観光宣伝隊は「たくさんの人に来てもらえてうれしい。福井はおいしい食もたくさんあるので、とにかく楽しんでほしい」と笑顔で伝統工芸体験を紹介するパンフレットなどを手渡していた。
祖父と初めて来福した千葉市の児童は「恐竜博物館での発掘体験が楽しみ。骨の化石が見つかるかもしれない」と夢を膨らませ、駅にあるフクイラプトルの木製骨格標本前で記念撮影していた。
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