福井県敦賀海上保安部の巡視船えちぜんに所属する潜水士の「年頭潜水訓練」が1月27日、敦賀市の敦賀港で行われた。潜水士5人が1年間の抱負を大声で叫んで海に飛び込み、海難救助訓練に取り組んだ。
今年は潜水士を含む乗組員21人が参加。寒風が吹く中、えちぜんの小林船長が訓示し、訓練が始まった。
潜水士は、「国民の皆さんを守る立派な潜水士になります」「安全に要救助者を救えるように頑張ります」などと叫び勢いよく入水。その後、岸壁と船をつなぐロープを渡ったり、船体部分によじ登ったりするサーキット訓練や、転覆船内に要救助者がいることを想定した救助訓練に取り組み、技術向上を図った。
昨年12月に潜水士になったばかりの前田さんは「早く一人前の潜水士になれるよう、日々訓練を積み重ねていく」と意気込みを語った。
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