敦賀市オリジナルの年賀はがきの見本を持つ米澤市長(中央)ら=1日、敦賀市の敦賀郵便局

 福井県敦賀市オリジナルの年賀はがきの販売が11月1日、嶺南6市町の郵便局窓口で始まった。セレモニーが開かれた敦賀郵便局では早速、買い求める姿が見られた。

 オリジナル年賀はがきは市が2021年から企画し、今回で4回目。市が広告料を負担することで通常の年賀はがきより5円安い80円で販売する。今回のデザインは、北陸新幹線開業を機に敦賀の認知度を高めようと敦賀真鯛(まだい)や立石岬灯台を描き、港町を表現した。

 式典には粟野郵便局の片矢智晃局長や米澤光治市長が出席。米澤市長は「年始のあいさつで敦賀を宣伝していただければ」と期待を込めた。販売開始の約1時間前から窓口に並んだ大阪市の税理士の男性は各地の「ご当地年賀状」を収集しているという。100枚購入し「無事に買えてほっとしている。ほかの自治体のオリジナルはがきをきょう購入した仲間と交換したい」と話していた。

 はがきは10万枚発行し、嶺南6市町の全44局で取り扱う。

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