• 手作業で選果される、収穫されたばかりの福井梅=3日、若狭町海山(高橋新流撮影)
  • 福井梅を積んだトラックの出発を見送る渡辺町長(左端)ら=3日、若狭町成出のJA県福井梅広域共同選果場
手作業で選果される、収穫されたばかりの福井梅=3日、若狭町海山(高橋新流撮影)

 福井県若狭町成出のJA県福井梅広域共同選果場で6月3日、県特産の福井梅の出荷が始まった。初出荷を前に同町海山の「水月農園」の畑では、約15人のお手伝いさんが丸々と艶のある梅の実をもぎ取っていった。この日出荷した「剣先」は平年と比べ実の付きが少ないものの、その分一つ一つの実が大きく高品質に育ったという。

 福井梅は、同町で約8割が生産されている。JAの担当者によると、今季は2月下旬~3月上旬に寒い日が続き、梅酒や梅ジュースに適した剣先や「福太夫」「新平太夫」はいずれも実が少なめだが、主力の「紅映」は平年並みという。今季は全体で前年を上回る約800トンの出荷を見込んでいる。

 水月農園の畑では午前8時ごろから作業。約1トンを出荷した。代表の吉田さんは「1年間、手を掛けて育ててきた。いろんな用途に使って楽しんでもらえたら」と話した。

 午後には同選果場で初出荷を祝う式典があり、農家ら約100人が出席。福井ウメ振興協議会長を務める渡辺英朗若狭町長は「大変な栽培条件や状況の中、農家さんには一生懸命育てていただいた。若狭町や協議会としても支援し、素晴らしい梅を今後につないでいきたい」とあいさつした。渡辺町長や町梅の里保育園の年長児5人は、手を振って福井梅を積んだトラックを見送った。

 この日は農家60軒が約12トンを出荷した。4日の朝、福井市中央卸売市場で初競りが行われ、その後県内スーパーの店頭にも並ぶ。

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