整備が完了し、ブランコなどの遊具が設置された小倉山山頂公園=美浜町麻生

 福井県美浜町が進めていた小倉山山頂公園(同町麻生)の整備工事が完了し、3月から供用を開始した。約1500平方メートルの公園に、海や町を一望できる展望デッキ、ブランコや約20メートルのミニジップラインといった遊具が設けられた。

 標高70メートルの山頂にはもともと同町耳地区の戦没者慰霊塔があり、遺族会が年に数回の草刈りなどを行ってきた。しかし会員の高齢化から山頂までの道路整備を求める声が上がり、町は2016年度から整備事業に着手した。

 21年度までに道路整備が完了し、22年度以降、遺族会や地元区長らによる公園整備検討委員会を計4回開き意見を集約。24年度に着工し今年3月に完成した。 山頂までは、自動車で麓の集落から1分ほど。公園は慰霊塔と向かい合う位置に設けた。「美浜の山を体感できる遊び場」をテーマに斜面の木を一部伐採、海や山を見渡せる眺望を確保した。ブランコの土台は1・5メートルほどかさ上げし、里山に向かってこぎ出せる。

 幅広い世代の利用を想定し、円形に配置したベンチやあずまやも設けた。町担当者は「大人から子どもまで多世代が集える憩いの場になれば」と話した。

 町は27年度までに麓から山頂公園までの遊歩道を整備する予定。

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