燃えさかる火みこしを引く住民=4日、敦賀市白銀町

 防火を祈る福井県敦賀市白銀町の白銀神社の「火まつり」が5月4日夜、敦賀駅周辺であった。あいにくの強風でたいまつ行列は中止となったが、住民30人ほどが炎を上げる火みこしを積んだ台車を引いて夜の街を練り歩き、火事のない一年を願った。

 白銀町では昭和初期から火災が相次いだことから、1949年に火災を鎮めようと同神社が建立された。火まつりは同神社の春の例大祭の宵宮に位置付けられており、今年で77回目。

 午後6時ごろ、火みこしは同神社を出発した。中央の鉄釜で炎が燃えさかる中、法被を着た住民たちは「ワッショイ」と掛け声を合わせ、威勢よく街中を練り歩いた。沿道の住民や商店主は、火みこしが近づくと献木を鉄釜に入れ、無事を祈った。

 毎年参加している敦賀南小3年の児童は「火事は怖いけど火まつりは楽しい」とみこしを引いた。区長は「今年も区民が仲良く安全に生活できるよう願っている」と話した。

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