
しめ縄作りに励む古田刈区民=敦賀市古田刈
福井県敦賀市古田刈区の住民がこのほど、区の伝統行事として定着しているしめ縄作りに取り組んだ。完成品は地元の八幡神社などに飾り、迎春に備える。
大昔から行われているという同区のしめ縄作りは、作り手不足により1965年ごろから自然消滅していたが、70年に古田刈中年会(現古田刈槙の会)が復活させた。現在は、区内の八幡神社のほか、同市三島町1丁目の八幡神社への奉納分も請け負っている。
同区のしめ縄は、縄の中心に竹が入っていることで、飾る際にも縄が並行になり、見栄えが良いのが特徴という。今年も20~50代の槙の会員14人が区内の倉庫に集合し、慣れた手つきでわらの束3本を編んで長さ約4メートルと約8メートルの2本のしめ縄を完成させた。同会の会長は「今年も無事作ることができて良かった。行事が将来ずっと受け継がれていってほしい」と汗をぬぐった。
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