
福井県敦賀市杉箸で150年以上栽培されている伝統野菜「杉箸アカカンバ」のPR販売会が12月22日、市役所で開かれた。クリスマスや正月料理などで使ってもらおうと、漬物などの加工品や丸々と育ったカブを並べ、来庁者らが次々と買い求めた。
杉箸アカカンバは赤カブの一種。しゃきっとした食感があり、ほろ苦さや辛味も特徴。認知度向上や地元消費の促進を図ろうと、生産組合が開いた。
生産組合の2人やボランティアらが収穫した杉箸アカカンバ、ピクルスやぬか漬けなどの加工品5品、敦賀高生と共同開発したボルシチ風スープ「ツルシチ」を並べた。生産組合代表の山口さんは「ぬか漬けは冷酒、たまり漬けはビールとよく合う。ピクルスはサンドイッチに入れてもおいしい。繊維質だから腸にも良い」と説明していた。市内直売所や山口さんが営む杉箸のそば店「又八庵」などでも購入できる。
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