若狭町パレア若狭にオープンした屋内型子どもの遊び場「あそまなびの森」=26日

 福井県若狭町パレア若狭に10月26日、町内初の屋内型子どもの遊び場「あそまなびの森」がオープンした。滑り台や立体迷路が一体となった大型遊具のほか、デジタル遊具、知育玩具が置かれ、乳幼児から利用できる。町内の子どもたちが早速、走り回っていた。

 パレア若狭内のキッズルームを改修、増築した。床面積は419平方メートルで、総事業費は約3億100万円。県の「子どもの遊び場整備事業」の補助金などを活用した。施設名には木々(遊具)が集まる森の中で、子どもたちが探求心を育み、楽しい時間を過ごしてほしいという思いが込められている。

 施設内にはさまざまな木製遊具が並ぶ。乳幼児から遊べるエリアは知育玩具が充実、子育てに関する相談にも応じる。大型遊具は3~12歳が対象で、滑り台、垂直立体迷路、ネット遊具が一体となっている。入り口正面には、ディスプレーに触って水月湖の年縞(ねんこう)を掘り進めたり、若狭湾の若狭ふぐを捕まえたり、三十三間山の森を育てたりできるデジタル遊具がある。

 オープン記念式典には約30人が出席。渡辺英朗町長は「あそまなびの森『あそまな』に多くの子どもたちが集まって、健やかにすくすくと成長してくれることを願っている」とあいさつした。町内の14家族が招待され、参加者は「家の近くに天気を気にせずに遊べる場所ができたのはありがたい。休日に子ども2人を連れて来たい」と笑顔で話した。

 町は年間1万人の利用を目標としている。開館時間は午前9時~午後5時、無料で利用できる。休館日は毎週火曜日と年末年始など。

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