
多くの愛好家でにぎわった越前若狭お城フェスの「全国お城ブース」=25日、小浜市のJA福井県小浜支店
嶺南初開催となる「越前若狭お城フェス2025」が10月25日、小浜市で始まった。福井県内や県外の北陸新幹線沿線地域、岐阜県、滋賀県などの団体が出展した「全国お城ブース」をはじめ、講演会や体験イベントなど多彩な企画が満載。約5千人(主催者発表)が来場し、各地の城の魅力に親しんだ。26日まで。
JA福井県小浜支店が会場の全国お城ブースは、30団体がパンフレットを配布したり、グッズを販売したりした。小浜市は後瀬山城や小浜城のイベント限定御城印を販売。福井城坤櫓(ひつじさるやぐら)復元プロジェクトは、8月にお堀の水を抜いた際に発見した城の瓦を展示した。
あわら市の神宮寺城ブースでは、出展者が火縄銃のモデルガンを手にアピール。敦賀城や金ケ崎城をPRする敦賀市からは「敦賀城主 大谷吉継おもてなし武将隊」の吉継や、吉継がモチーフのご当地ヒーロー「双蝶(そうちょう)のギョーブ」が“出陣”し、来場者と写真を撮る様子が見られた。
ステージでは、嶺南6市町の学芸員によるお城トーク、吉継や上杉景勝らにちなんだおもてなし武将隊によるパフォーマンス、X(旧ツイッター)フォロワー22万人超えの人気インフルエンサー「石田三成-ZIBU-」さんによる講座が会場を盛り上げた。
おおい町の宮本さんは「スタッフの人も温かく説明してくれて、今まで知らなかった魅力も分かった。やっぱりお城は面白い」と満足げだった。
県立若狭歴史博物館では手裏剣投げや火縄銃型エアガンの射撃体験、甲冑(かっちゅう)の着付け体験などが行われ、家族連れが歴史ロマンを体感した。
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