
木々に囲まれたコースを駆け抜けるランナー=7日、おおい町名田庄染ケ谷
福井県おおい町名田庄地域と京都府南丹市の県境を尾根伝いに走る「ナタショウトレイルランニングレース2025」(福井新聞社後援)が9月7日、開かれた。県内外20~70代のトレイルラン愛好家ら265人が参加し、木々に囲まれた山道を勢い良く駆け抜けた。
ロングトレイルルート(総延長約100キロ)は町が2021~23年度にかけ整備。一部を活用し、実行委が毎年同レースを開催し、今年で3回目。道の駅「名田庄」周辺を出発し、頭巾山(とうきんざん)(871メートル)や堀越峠(510メートル)、八ケ峰(800メートル)などを経て八ケ峰家族旅行村に向かう高低差約600メートル、全長33キロのコースを設定した。
ランナーは午前7時に一斉にスタート。新鮮な空気を満喫しながら、急勾配な山道のコースを楽しみゴールを目指した。最速タイムは大会新記録となる3時間55分6秒だった。
ゴール後、梅ジュースやきのこカレーなど、地元食材を使った食事が無料で振る舞われ、ランナーは疲れを癒やしていた。初めて参加した男性は「アップダウンが激しく、トレイルランが好きな人には良いコースだった」と充実した表情で話した。
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