• きつね色に焼き上がった小判菓子=21日、小浜市駅前町の古谷製菓舗
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きつね色に焼き上がった小判菓子=21日、小浜市駅前町の古谷製菓舗

 2月3日の節分に向け、福井県小浜市内で「小判菓子」の製造が最盛期を迎えている。「一生お金に困らないように」との願いが込められた縁起物で、甘く香ばしい香りが漂う作業場には小判を模したきつね色の焼き菓子が“ザックザク”。製造業者は「需要が多くて対応が大変だがうれしい」と笑う。

 小判菓子はさくさくした食感と素朴で優しい味わいが特長。市内では節分の時期にいり豆とともに一升枡(ます)に入れ神棚などに供えたり、カヤの葉を大豆といって一緒に供えたりする地域もある。

 同市駅前町の古谷製菓舗では昨年12月下旬に製造を開始した。原料は砂糖や小麦粉で、店主の古谷さんが父の代から約60年にわたり続く伝統の味を守っている。

 楕円(だえん)形にくりぬいた生地をオーブンに入れ15分ほど焼き上げる。焼きむらが出ないよう途中で一度向きを変えながら次々と仕上げ、ピーク時には一日で10キロほど作る時もあるという。

 古谷さんは「子どもからお年寄りまで楽しめるお菓子。これを食べて家族が笑顔になれば自然と福もやってくる」とほほえんだ。

 1袋70グラムで価格は324円。小浜市のスーパーなどで販売している。

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