受験生を優しく見守る合格ダルマと柄本夫妻=8日、小浜市福谷のツカモト民芸センター

 転ばぬダルマで受験生に力を-。受験シーズン本番を前に、福井県小浜市福谷の民芸品店、ツカモト民芸センターで「合格ダルマ」作りがピークを迎えている。店内では夫婦が応援の思いを込めながら、丁寧に作り続けている。

 「現代の名工」にも選ばれた店主の柄本さん夫妻が二人三脚で作っている。

 若狭塗箸に使う赤や黒、黄色などの塗料を固めた後、砕いて成形するため三角すいや四角すいなど、形はさまざま。一つずつ顔を書き入れており、「受験生を励まし、見守っているような目つきにしている」と柄本さん。怒っているような表情にも見えるが、どこか愛嬌(あいきょう)を感じさせる。12月に同市の若狭神宮寺にだるま数個を預け、毎日祈祷(きとう)を受けている。

 1967年から制作を続けてきただるまに約40年前、お客さんの依頼を受け「合格」の文字を書き入れたところ、口コミなどで評判になった。リピーターも多く市内外から買い求めに訪れている。柄本さん夫妻は「子どもがだるまを机の上に置いて頑張っているという話を聞くと励みになる」と笑っていた。

 販売は店頭のみで、価格は1800円から。キーホルダーや根付は1500円。火、水は定休日。問い合わせは同店=電話0770(52)2590。

(※福井新聞社提供。無断転載を禁止します。記事に関するお問い合わせは福井新聞社へ。)